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2011年05月27日
静岡市の不動産会社2社とその経営者が、水増しした修繕費を還流させる手口で約1億3000万円の所得を隠し、法人税約4000万円を脱税したとして、名古屋国税局から法人税法違反容疑で静岡地検に告発されたことが、26日分かった。
告発されたのは「コハラビル」「コハラエステートサービス」の2社と、コハラエステートサービスの小原栄哲社長(71)。小原社長は脱税を認め、修正申告したという。
関係者によると、小原社長は運営する賃貸ビルの修繕を水増しした費用でリフォーム会社に発注。水増し分がリフォーム会社から複数の建築業者に架空発注され、建築業者側が架空分を小原社長に戻していた。
社長が実質的に経営するコハラビルは「担当者がいないのでコメントできない」としている
毎日新聞 5月26日(木)13時33分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110526-00000050-mai-soci
【コメント】
不動産会社の脱税案件です。これはかなり巧妙な手口ですね。まず、架空でなく実態のある取引を水増し請求を修繕下請け業者に立てさせます。その水増し部分を関係の深い会社に外注費として支払わせます。下請け業者は、損も得もなく、発注業者から依頼されれば簡単には断れないと思います。次に、関係の深い建築業者にプールされた現金をそのまま現金で還流させています。金額もトータルで1.3億ですので分散されたら発覚しにくい額となります。これは税務署さんの手柄ですね。
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